桜井駅跡(さくらいえきあと)は大阪府三島郡島本町(旧摂津国)にある国指定の史跡です。
西国街道沿いの桜井駅は、京都から山崎を経て西に行けば兵庫に通じ、南に淀川を渡れば交野、四条畷から南河内に通じる分岐点でした。
すぐ傍にJR京都線が通っている事から鉄道駅(停車場)の跡地と誤解されやすいのですが、駅といっても電車の駅ではありません。駅家(うまや)といって大化の改新以後、主な幹線道路に、馬などでの旅に必要なものを備えた便利な施設のことなのです。三十里(約12キロメートル)ごとに、こうした駅が置かれ、旅人をサポートしつづけました。
現在は樹木に囲まれた公園になっていて、「楠公訣見之所」碑(明治9年建立)や乃木大将による碑(明治45年)などの碑が点在しています。正成が旗を立てかけたと伝えられる「旗立て松」「子別れの松」は、枯れてしまった今も、幹の一部を小屋に保存してあります。
島本町は楠木家の家紋「菊水」を図案化し町章にして、国史跡となったこの地を大切にしています。
[所在地] 三島郡島本町桜井1
[アクセス] 阪急京都線「水無瀬駅」下車、駅前の通りを北西へ約500M
